Honeytrap of the Chocolate(15禁/擬人化)│高校生×チョコレート。:現役の廚二病の夢的な妄想。

*銀時(高校生/後輩)×十四郎(???/先輩)の擬人化小説です。







贈られた甘い甘いチョコレート。
それにはとんでもない秘密がある。
自分は其れに気付かずに口にする。
甘いチョコレートに隠された秘密に気付かずに。
可愛らしいラッピングをされたチョコレートの包装を破って口に。
それは、誘惑。




**




高校2年の冬、俺は最大のピンチと遭遇した。




「早く、食え」
そう明らかに年上の男に、一人部屋の寮部屋にて迫られているのだった。
綺麗な先輩から昨日チョコレートを貰った。
今流行のツンデレが裸足で逃げ出すほどのツンツン振りで、貰ったというより
投げつけられたものだった。
次の日のおやつにしようとチョコレートを机の上において、寝たはずだったが。
深夜過ぎに平手打ちで起こされ、同じ寮の先輩かと思えば全く知らない男で。


…一体何が起きているのかさっぱり分からなかった。




「…え、ーとォ?どちら様でした、かねェ?」
「はん、…俺が誰であろうと関係ねーだろーが、早く食えって言ってんだよ」
ドスの聞いた声に、目を瞬きなんつー迫り方だと思いながら、夢である可能性も交えつつ
考察を始める。
今此処は寮の部屋で、電波時計は深夜1時を回った所を指している。
そして俺はパジャマ代わりに纏ったジャージを着ているし、此処は寮のベッドの上。
暗い部屋にカーテンの隙間より差し込む男の姿は黒髪に綺麗な横顔、
何か見覚えがあるけれど思い出せない。
食えとは穏やかではないことは確かだ。


自分は欲求不満だったのだろうか、と思いながら首を傾げてしまう。
それにしても具体化にしては、かなり・・・。




「どうしたんだよ…?」
目の前の男は自分の変化に気付いたのだろう訝しげに視線を向ける。
ぺた、とそのシャツに隠された胸を触りながら、ふんふんと頷く。




「…いや、…俺って夢の中でも良い趣味…ブフッ!」
「なんでアイツもこんな奴に俺を…、・・・まァいい、食う気になったならかまわねー」
ワイシャツを剥いで、脱ぎ捨てると上半身を裸にしてくすりと笑う。
(めっさ、綺麗じゃね、…この人……)
カーテンから月が部屋を青く照らし、ついでにこの人の身体も青く染め上げる。
それを俺は呆然と見上げている。
艶めかしいほど白く、覆われた均一の筋肉も、成熟した獣を思わせる。
状況はまだ分からないことだらけで頭は混乱しているけれど、…まァいいや。
自分は状況判断の早さを売りにしている、悪く言えば考えなしなところがある。
綺麗な身体に唇を寄せると満足したように眸で見下ろす様子に軽く息を飲んだ。
ヤりたい盛りな高校生であるわけだし…、食べろとはこういう意味だろうと胸の突起に歯を立てれば
仰け反るように背を撓らせるお兄さんに知らず興奮していく。
ぱさり、と今更ながらに音を立てた退けた布団が生々しく感じ、小さく目を細めるのだった。







「あァ、……ッ」
寮の部屋の壁は薄いため、何度も口を塞がなければならないほどお兄さんの声は甘く響く。
白く艶やかな肌を玉のような汗が流れ落ち、上気した肌が解けるように柔らかく撓る。
目を軽く瞬いてそんな痴態に熱を煽られながら、

咽喉を鳴らすと溶けるように微笑む視線が其処にあった。
何処か、見覚えがあって其れでいて懐かしいような気がする。
乱れた髪の毛を額に張り付かせながら息を零す甘い表情にただ息を零す。
舌先で赤くなった突起を突付くと、唇を噛む様子で切なく見下ろされた。
その隙にも触れてもいない自身が立ち上がるのを見つめ、今の気持ちよかったんだ?と
声なく視線で問えば肯定するように視線を伏せられる。
睫の長い其処が伏せられる様子は、同性であるのに酷く色っぽい。
若い性にそれが直撃するのを感じながら爆発するのを何とか避けようとするが、そろそろ限界だ。
息を吐き出すと、暴走すんなよと釘を指す様子に、「自信ない」と応えた。
考えもなしにそう速攻で応えるのに、

ムッとするのか口噤んでバーカと案外柔らかい口調で悪態をつくのだった。
それは照れ隠しなのか分からないけれど。




「あ、…あァ…ッンン・・・ッひぁ、……ッ」
自身を口で含み、咥内で転がせば溜まらず声が毀れる。
元から感じやすい身体をしているのか、敏感な身体は俺の拙い愛撫にも応えてくれる。
はむはむと歯を立てずに唇だけで自身を噛むとその動作にも細い腰を揺らす。
彼の手に導かれるように双丘の谷間に指を伸ばせば、其処はもう細かく痙攣を繰り返していた。
これからどうすんの?なんて戸惑っていると、指を食むように襞が痙攣し口に含む。
その締め付けにうわ、と声を出したのは俺。
色気ねーなと多少の痛みを感じているのだろうと呆れた声にこの人、すっげー慣れてるなァと
思いながら指を強引に中へと押し付ける。
柔らかい内壁は収縮して、指を締め付けるその動きに此処を使うことを知る。
だからそっと広げるように指を増やして回せば、びくりと大きく身体を震わせた。




「…あ、ここ、気持ちイイの?」
「ぅん、…ん、そー言うことは…ァ、きく、な…ッぁアッ」
も、いいから早く食えよととろりと溶けた瞳で此方を見下ろされ、咽喉を鳴らす。
なんちゅー瞳で見てんですか、この人ォオオオ?
指で押し開けた其処に、自身の熱を取り出して先端を押し付けると

それだけで尖端に絡むように襞が吸い付く。
ひ、と咽喉を震わせて仰け反るお兄さんの身体を確り掴んでぐいぐいと押し付けると、
「ゃああ、は、やい…ッ」なんて悲鳴を上げながらのたうつ姿さえ情欲を煽った。
此処まで誘い込まれて暴走なんて押さえられるもんか、と思いながら根元まで推し進めると
強烈な締め付けに此方も苦しくなった。


月に照らされて見下ろす綺麗な横顔は、涙に濡れて尚綺麗だった。

肌や唇に誘われるまま吸い付くと、汗でしょっぱい筈なのにどこか甘くて溶けそうで。







「ァああ――…ッイ、…イ、く…ッ」
「…うん、俺、も…ッ」
切羽詰ったような甘く蕩けた声を聞きながら、
自分もその甘い声と身体に取り込まれるように熱の奔流へと取り込まれていくのだった。
白く意識が途切れそうになりながらも、目の前のお兄さんはその綺麗な顔に笑みを湛えていた。















ピピピピピピ…
どこかで目覚ましが鳴っている。
どこかで?
首を傾げて布団の中で寝返りを打ち、時間の経過を知る。




「え、ぁ…ぅお…ッ」
大騒ぎしながら目覚めると、目覚ましが棚から転がり落ちて頭に直撃した。
それにくー、と痛みが治まるのを唸って待ちながら布団の中で丸くなる。
昨晩は凄い、ことしたなァと頭の隅で考えてがばっと身体を起こす。




「あ、あれ?」
夢??ッて言うかアレが夢??

夢落ちかー、それにしてもリアルな夢だったなァと首を傾げながら
ベッドより足を下ろせば、寮の部屋が開いた。




「お、起きてたか?…どうした、そんな顔して?…」
「あ…、土方先輩…」
おはよう御座います、と続けようとして訝しげに此方を覗き込む先輩に目を瞬く。
口元をぐいっと拭かれ、あろうことか自分の唇でそれを舐める先輩に目を軽く見開いた。




「寝る前にベッドん中でチョコなんか食うなよ、…虫歯になるぞ?」
ランニング10周追加、と言い残して帰っていく横顔は愉しそうにしていて。

(…せんぱい……?)




「えええ〜、せんぱぁい〜〜〜」
寝る前にチョコレートなんて食べたかなァなんて思いながら、

夢で見た綺麗な横顔と先輩の横顔がどこか似ていて思わず赤面するのだった。










その後、チョコレートの思わぬ逆襲を受けた俺は、虫歯で数週間苦しむことになるのだった。










**







贈られた甘い甘いチョコレート。
それにはとんでもない秘密があった。
口にしたチョコレートは口の中で甘く蕩ける。
そうすれば、そのチョコレートの虜になる。

恐ろしい襲撃を受けることなど気付かずに。
















I cannot fight against honeytrap.

後輩×先輩シリーズは何というか後輩が犬属性で好きです。
この後に虫歯に来襲されるわけなんですが、それでもきっと幸せな後輩君なのでした(ははは)