牛乳に相談だ!(18禁)│虎牛。誕生日で搾乳プレイなのに、ちょいシリアス。

※オフィシャルのマスコット銀さん(トラ)×土方君(牛)の話です。

 

 





※これは2年前の銀さん誕生日おめでとう企画の作品です。





例えば一年ずれて生まれていたら運命はどう変わったのだろう?
生まれた場所や生まれた時間すべてが重なり合って
自分という存在を形成する。
だからこの場所に生まれて、この場所にいることを奇跡と呼ばずに何と呼ぼうか。
親も知らない自分に分不相応なほどの出会いを与えてくれてありがとう。
だれにも愛されないと思っていた自分に、そんな存在を与えてくれたのは
やっぱりこの生を授けてくれたからだと思うから。




だから誕生日は有難う。
そういうように決めていた。
誰に感謝するわけでもないけれど。







今日は誕生日だ。
誕生日だからと言って特に何にも考えていなかったし、
昨日までは忘れていた。
昨日買い物から帰り際に新八に「明日銀さんの誕生日ですよね、予定なかったら僕の家に来ませんか?」
と声をかけられてからだった。


白い耳にふわふわの尻尾を揺らして返事を待つ新八に「悪ィな、予定あんだわ」と断って。
先ほど出てきたスーパーに再び戻った。


もちろん家で誕生日祝いをするために。


「見栄なんかはらなくてもいいのに…」







そう哀愁気味に呟いて見送る白い犬がいたことを銀髪の虎は気づかなかった。







その夜、同棲(土方は頑なに同居と言っている)している土方に
明日誕生日であることを告げると。




「…ふーん」




随分そっけなく返されて落ち込んだが、垂れた耳としっぽが興味を引かれたようにぴくぴくと
動いていたのを見逃さなかった。
いくら隠したってそこだけはどうしようもない。横を向いて新聞を読む牛にほくそ笑む。




「パーティーするから、早く帰ってこいよなー」


「…はァ?何勝手に祝わせようとしてんだァアア!」




残業になるかもっていってんだろうが!と強引に決めた自分に
呆れたように、でもしっかり携帯で予定をチェックしている土方に目を細め
キッチンへと戻った。

途中になってしまっていた夕食作りのためと称して
笑ってしまうのを抑えるために。






そして10日、当日。







土方は仕事先から「今から帰る」メールに「ケーキ買ってくから、作るんじゃねーぞ」
と文字が並んで思わずニヤけた。(もちろんメールは保護してシークレットフォルダー入りで)


あれだけ祝わないと言っていたのはやはり照れ隠しからか。
それとも急すぎるという意思表示か。

鍋の中身に味付けをして弱火にすると時計を見上げた。
冷蔵庫を開けながらマヨネーズの補充も十分出来ていることを確認してぱたんと閉めた。








誕生日なんて何の意味もないと思っていた。
この場所に入れたことには感謝したいけど、最初から親がいなかった自分は
何のために生まれたのか長く分からなかった。
望まれて生まれたのではなかったのかもしれない。

肉食獣はもとから仲間意識はそれほど湧く方ではなかったけれど
親がいれば狩りの方法も教えてもらえたのかもしれない。
怪我しながらも自分なりに覚えた戦いのための爪も、同じ遺伝子を持っている
家族がいるのだと思うのも、昔はあったかもしれないが既に何の感慨も沸かない。




少し考えに沈んでいると、卵を茹でていた鍋が吹き毀れそうになって慌てて
火を止めた。




今はこの場所にいることが、全てだと思うから。










その時、鍵の外される音がしてリビングに向かう足音が近づいてきた。

皿に料理を盛り合わせ、リビングへ運んでいくとカウベルの音と共に土方が顔を出した。
手には律儀にケーキの箱を持って。

本当に可愛いと思う。大人のオスに向かって言う言葉ではないかもしれない。
でもそれが素直に心に落ちた言葉だったりしたので性質が悪い。

それまで大事そうに抱えていたのだろうケーキの箱も自分の視線に気づいて
パッと机の上に乱暴に置く。


「た、…たまたま、入った店にあったから、それで…ッ」




「………おー、ありがとなー」




たまたま入った店ってホールケーキを扱う店なんてデパートか
はたまたスーパーか、それこそケーキ屋しかない。

たまたま、入るって。と堪え切れずに笑うとムとしながらも
いつもの定位置であるソファに座る土方に、嬉しいから笑っただけだと告げて
食事を並べる。




いつもよりも豪勢に魚介類や穀類、ご飯もの、肉などが並びすごく凝ったものの数々に
むとしていた土方はすぐに表情を和らげた。
なんにせよ、お腹が空いていては機嫌が悪くなるというもの。
持ってきたビールを相手にも手渡すとかつんと缶同士を触れ合わせた。
それからは夢中になって食事を堪能した。
やたら栄養価の高そうな穀物類が沢山あったことを除けば特に変わりはなく。

それこそが見逃してはならないことだったのに。





酒で緩む土方を見つめながら小さく笑みを零した。










**








「…ぅン、…ちょっと擽ってーって、…ば…ッ、ん」




布団の上で身を捩る土方に圧し掛かり、風呂上がりに寝間着を着るよりも先に
裸のまま押し倒した。その性急すぎる動作に耳が細かく震えているが、
土方のプライドを考えても怖いなどとは言い出せまい。

そのまま布団の上でころりと押し倒されたまま土方は眼を瞬かせた。

慌てて押しのけようとする手を取って上から口付けた。
甘い先ほど食べた生クリームの香りが口の中に広がっていく。
甘い唾液が満たされて思わず嚥下するのをみれば、甘い香りまで移る気がした。

唇を割り開かせて舌を絡められると、甘さとアルコールが混ざり合って
思考を霞ませるようだった。


ぼうとした表情でこちらを見る土方をくしゃくしゃと髪の毛と耳を撫でてやりながら
顔を下げていき、胸元を舌先で舐めた。




「ひゃ…ッぁ…ッ」




「…ここ、好きだよねェ、メスでもないのにィ」




くくく、と喉を震わせると声を上げた白い牛はピンクの牛になって睨みつけた。
その瞳は既に潤んでいて迫力がないどころか、誘っているかのようだ。
これで自覚がないのだから性質が悪い。
口付けでほとんど抵抗する力を奪われた牛は、耳も震えて尻尾も緩く揺れている。
それでも気持ちがいいのか舐める舌先に突起の天辺が触れる度にぴくぴくと反応している。




「ん、んん…ッ」





堪えるように唇を噛んでいるが、声はくぐもって余計艶めかしく聞こえる。
音をたてて口付けると胸から少し口を離して口端を上げた。


「ねェ、十四郎。俺、もう一個欲しいものあるんだけど…」


「…、…ケーキ、…やったろ…?」







自分の笑みによほど警戒したに違いない。そう警醒する土方にお前が沢山持ってるもんだからさ、と
クスクスと笑いながら囁いて。
再び胸の突起を舐め始める熱い舌に身体を震わせながらも
何を強請られるのかと視線を向ける土方にちゅっと突起を吸って視線を絡めた。





「十四郎のさー、ミルク飲ましてくんない?」





「は…はァアア!?…で、…出るかァアアア!!」








「頑張れ、お前ならできる!」




無責任な声援に何を頑張るんだよっと突っ込もうとした土方の乳首を再び丹念に舐め始めると
固く尖って震え、吐息で言葉が途切れた。

それを上目遣いで眺めながら目を閉じて顔を赤くする牛は耳を震わせて唇を噛みしめていた。
それに構わずに舌先を使って舐め唇に挟んだ。ピンク色のそこは唇に含まれて
鮮やかな朱色に染まった。


オスに可愛いなどとは言えないが、まさに可愛いと表現したくなるような
浮き出た赤にちゅうちゅう吸うと、「しつこいっ」と言わんばかりに足で蹴り倒そうとするものの
その隙に突起を吸われたことにより、反応していた下腹部へと掌を滑らせた
掌に硬直したように固まってしまった。


「あ…あ…、…あ…ッ」


その隙に内腿を辿るように撫でてしまう。
その仕草にさえも布団に蹄を立てて震える掌が愛しくて口付けてから口端を上げる。
その唇から毀れたのは草食動物にとっては脅威の牙。
しかしそれに魅入られるのもしばしば、それは死と快楽の境目は極めて
近しいからだ。死への甘美が途中で快楽に変わるのは心が壊れないための
最後の自己防衛と言えるかも知れない。


そう感じたのかは不明だが、土方は熱い息を吐いて目を閉じた。
まるでそう感じたのを悟るように。

その甘さにほくそ笑みながら土方の身体を割り開いた。
既に抵抗はなくされるがままの白い肢体にゆっくり爪を這わせていった。











まったく隠すものがなくなったというのに、もはや羞恥を感じることが出来ずに
揺さぶられるままになっている。
正面から繋がるように埋めた自身の熱は既に土方の内壁をこじ開けるように突き進んでいる。
摺られ擦られる部分が摩擦を感じて痛いけれど、それすらも快楽になって
自分の体を苛み始めているのか小さく小刻みに体が揺れている。
ズク、と再び深く埋めた自身の屹立に硬直し、震えて支えなくとも立ち上がっていた
屹立は弾かれた様に蜜を飛ばした。


「…ッあ、…ぅン…ッ、…ッ」




しかしまだその衝撃ではイけない。縋りつくように手を伸ばして涙を零すその仕草に
憐憫の念が浮かんでは消えていくけれど、自分もそれ以上とめることは出来ない。
ことさら浅く突いては腰を引き戻すように焦らされて、恥ずかしい言葉を叫びそうになるのだろう。
そうでなくても深く突いて欲しいと誘い込むように蠢く襞は止められないと言うのに。




「…欲しいものはねェの?」




「…ン、んんん…ッ」





口を手の甲で押さえて呻く土方の胸の突起に再び歯を立てて吸うと
先ほどよりも硬くなっていたそこは下腹部と直結していて先走りの蜜に白いものが混じる。
歯先を当て乳輪を舐め辿って行きながら、腰の動きを再開させた。

浅かった腰の動きは次第に深く大きくなり、接合部分からは粘着質な音と共に
肉と肉がぶつかり合う音が響き渡る。


それなのに強く吸う唇は母に強請るようで子供のようで。





「ゃ…ア…ッ、…ヒ…ッぅあ!…ッ」




「はー、…気持ちイイ…」




出るわけない、と唇は動くものの声にならないのは気持ちいいからだろう。
悶えるように腰を動かしながら、しかし楔は打ち込まれている為大きくは逃げることは出来ずに
むしろ腰を寄せるようにしてさらに深い接合を望むように足を自分の腰に絡めてくる。
あれが最奥だと思っていた部分よりももっと深い部分に亀頭が当たって溜まらなく気持ちがいい。

気持ちが伴ったセックスはこんなに気持ちいいのだと身体で伝わる。

しかし土方にとっては堪ったものではないかもしれない。

濡れた音がさらに激しくなり、白濁交じりの蜜がだらだらと尖端より毀れ始め
閉じれなかった唇からも掠れた喘ぎ声と呼吸音が飲みきれなかった唾液と絡まって落ちる。




背を撓らせて最後の強い刺激を欲しがって入らない力を振り絞って
腰に足を巻きつけてくるのに合わせて腰を突き入れれば
襞は緩く広がって抜け落ちないようにきつく窄まる。絶妙な力の抜き具合に
僅かにケツを撫でて褒め称えるものの、土方は気づいていないのだろう。
いぶかしんで此方に視線を向ける土方に小さく笑う。




「あ…ああっ、…イ…ッ」







「…ん、搾ってやるからいっぱい出せよ〜〜〜…ッく」





「…は、…はァ、…てめ、後で覚えてろよ…ッ、…あ…ッ」





掌を滑らせて本当に絞り取るように土方の屹立に掌を絡ませると
柔らかく揉んで吐精を促しながら、さらに土方の腰を持ち上げて角度を変えると
抜き差しを繰り返しからかう口調で自らも内壁の締め付けに耐えながら
尖端を抉るように爪を沿わせる。


「あ…ッああ…、!…ッあぁ…!」







最奥に突き込み、内壁に抉るように腰を角度を変えながら動かすと、掌に
形が変わるほど握り込まれていた土方の屹立は白濁を苦しそうに何度も吐きだして
恍惚とした表情へと変わっていく。
余韻に浸り、下肢を精液で濡らす姿に思わず引き込まれる様にまだ達していない
屹立を同じ速度で埋め込むとギクリ、と土方が硬直させた。


「や…ッ、も、…むり…ぃ…、あぁ…!」




舌足らずに頭を振るものの自分の身体の熱も開放したいと腰を使った。
達したばかりの身体は敏感になっており、また震えながらも掌で先ほど達した屹立が
立ち上がりかけているのを見ながら今度は自分のためにその身体を使う。

最奥を抉るように屹立を突き上げて引き抜き、再び根元まで埋め込めば
収縮するように襞が蠢いて引き込むように動きそれにつられるように襞を押しのけるように怒張した。


それにナカを犯されながらも腰を動かして同じように腰を動かす土方の
いじらしい動きに引きずられ粘膜を擦り合わせるようにした。




「…ッく…ッ!」




「あ…あぁあ…ッ!」







頭が真っ白になるほどの衝撃に土方の掌を握り込むと
その手を握り返されて互いの腹を再び体液塗れにした。
それに唇をキュと上げて息も整わぬ内に、再び赤く立ち上がった胸の突起に唇で
触れる。吸いつきそのくすぐったさと気持ちよさに身体は敏感になっている土方は
ビクビクと腰を揺らした。


布団に埋まるようにして肩で息をする土方を見下ろして、まだ内壁を穿ったまま
此方も息を切らして手の甲で汗を拭う。


そのまま腰を振動させないように下ろせば、それでも「んぅ…ッ」と苦しげに呻いて
土方が目を開けて焦点の定まらない様子でこちらを見ている。
顔を上げて軽くその唇に口付ければ、数回瞬いて同じように唇を舐めてくる。
暫くじゃれ合うように互いに口付けを繰り返していれば、どちらからともなく笑いが毀れた。







なんて滑稽な関係なんだろうと。
しかし歪だけどもこれほどぴったり合わさる二匹はこれから先には絶対巡り会えないだろうと思う。
だから誕生日は。








「…お前がいるここに生まれてこれて良かった」





「…銀時…」








「望まれて生まれてねーかも知れねーけど」








じわり、と不安が広がる。自分が望まれていなかったんじゃないかということ。
親も兄弟も知らなかった、故に家族という関係を渇望していた。
自嘲気味に笑う自分の耳を土方がギュッと摘んで引き寄せた。




「…ッイ…ッ」




「一回しかいわね−から、ちゃんと聞いてろよ…。俺は、…ここに
いるお前を生んでくれた親に感謝する。…望んでやるから…傍に居やがれ…ッ」





親よりも強く、と叫ぶように伝えられた言葉が胸に温かく浸透する。
誕生日は、これからも感謝をしたいとも思った。
こんな存在を過酷な運命ばかりを与えた神様は用意してくれていたんだから。













**








「…結局、…出たのかよ…」







「…あ?…十四郎には内緒ー。…それよりさァ、夜はまだ長いぜ?」





今度は生クリーム用意しといたから、とにやんと笑う虎を見て
今度こそ牛は気の遠くなる思いをしながら虎耳の付いた銀髪を叩くのだった。

















I do not match you after all.







HAPPYBIRTHDAY!!

銀さんに甘い土方君を書きたくてついついこんなエロイ話に抽象的な表現をいれてみたり(はは)
泣けるエロを目指そうって、思ったのに題名でまず噴き出す方が多くて困ったもんでした(ぇ)