The beast eats the heart.(18禁)│虎牛。虎は愛を貪る。発情期は本能?

※オフィシャルのマスコット銀さん(トラ)×土方君(牛)の話です。
 
※いつもお世話になっておりますうり坊様のお誕生日に贈らせて頂いたものです。















「ちょ、おい離せって、何してるんだ、このクソ天パッ!、バカトラ!!」


大きい猫のようにくるくるに跳ねた天パの頭を叩いてやれば、
そこから覗く黄色と黒の縞模様の耳がぴくりと動いた。




「ん?仕方ないじゃん。発情期なんだもん」




くるりとこいつの背で尻尾が興味深そうに揺れる。
ピンと立っているのは、幾分興奮している表れだろうか。
ゆらゆら横に揺れるリズムは、
楽しそうに唇に含まれた足の指の振動を感じるのか笑みと同じリズムである。
胸に巻かれた虎の象徴の虎模様は色目が目立つ。
たしか、黄色と黒は注意を促す色。
促されていても注意と警戒の赤が交互する光に動けない。


それに草食である自分は敵わないと知っていながら歯ぎしりをした。










「……、仕方ないで済むかァァアア!!!」





ベッドの上で叫ぶもののもう既に遅しと言うところだろうか。
土方は縫いつけられたようにシーツの海の中で、天敵である猛獣に睨まれた
哀れな獲物のように思えて情けなくて視線を伏せれば、足を持ち上げて足の爪先に舌を絡めた。
くちゅ、と濡れた音が響いたのと同時にぶるりと体を大きく震えさせれば、

ほんのり身体が赤く染まるのを感じた。


「ん…、…ッ、…」





今日は足から食べる気なんだろう。
このところ仕事で構ってやらなかった自分にも原因があるかもしれない、が…。

足の小指を咥内に含まみながら獰猛に笑う獣は、軽く歯を立てながら音を立てて吸いこんだ。




尻まで虎の模様の銀時は今度は尻尾で器用に触れた。
あろうことか服越しではあるが、乳首の辺りを滑らせながらにま、と笑う。




「たく、そんなんじゃ良い乳でねーぞ?」


「…出てたまるかってんだ!コラ。…ァ、触る、…なよ…ッ!」







突き放したくても、マウントされれば悔しいが突き放せず、成すがままになってしまう。
土方の心臓の鼓動を隠す様に首に掛けられたカウベルがカランと鳴った。
ひらりと白地に黒ぶちのワンピースをめくられ、隠すことができなくなる。
せめてもの抵抗に唇を噛んで瞳をギュッと閉じた。
土方の黒髪から覗く白地に黒ぶちの耳は垂れたまま震え、角にまで振動が伝わるようだった。




それを顔を上げて視界に入れた銀時は鼻をひくひくと動かして、踝まで舌で舐めると脛に

軽くキスマークやら歯形を残していく。
くすぐったいのかそれとも別の感情が生まれてきているのか唇を引き結んだ
歯ごと戦慄いて手を上げれば顔を隠すように手で口を覆ってしまう。







「すね肉はァ、出汁取ってスープだよな。…」





くくくと楽しそうに笑い声が響き、本当に食べられてしまうのではないかとぞっとして視線を向ければ
「多串君てさァ、乳牛?」と唾液で濡れた唇を吊り上げた銀時と視線が合い、

思わず視線を逸らして首を振った。

脛に唇を滑らせるように弁慶の泣き所をちゅ、と吸えば小さく息を飲む反応のよさにゆらゆらと揺れた
耳を視界が埋めていく。





押し付けられる髪の毛すら太腿に当たってとんだ快楽を産む。
肉の柔らかさに歯を立てられたり、口付けられたりしてすっかり両脚は赤くなってしまっているだろう。
土方のワンピースでは覆えない場所であることを知っていながらの行為にすっかり力を
なくしてしまっているため抵抗すらできない。




薄暗い室内であるのに、銀時の瞳は獲物を目の前にした獣そのもので、
赤く爛々と輝き自分を射抜く。それに土方はふるりと瞳を不安げに寄せるだけだった。
2ヶ月に1度程度、月の満ち欠けによって変動するが、発情する虎の習性に
体が持たないと言うほど付き合わされたのに毎回無防備に横で寝てしまう

自分の迂闊さに土方が笑うと
「多串君はさぁ、…食われたい本能が働くんじゃね?」と完璧に口角の上がった唇で
囁かれて思わず反射的に殴ったが。




すっかり力を無くした土方の両足を大きく開かせたまま熱の中心には触れずに、服の隙間から潜り
込ませた虎縞の尻尾が乳首を掠めるように触れていけば、その柔らかな感触すら唇を噛んでいるにも
関わらず「んん、…ッ」と苦しげな声が漏れる。
下腹部を悪戯げに爪先で触れながら、視線を向ければいつの間にか

しっとり濡れた瞳でギッと睨まれる。




(あーあ、本当にそういう視線向けたら駄目なのになァ…)

歯止めのストッパーが外れる。かちりとじわりと。




理性を無くした獣は本能のままに相手を食らう。
本能のまま食われた方はどうなのだろう?
食われるほうも確実に感じる悦楽があるのだとしたら貪り食われながら
獲物はどんな夢を見るのだろうか。


大きく足を開かせればすでに濡れた屹立が震え蜜がしとどに零れ落ちるのを見れば
それには触れずにそれより奥に手を伸ばすと指腹で奥まった後孔の蕾を押し広げるように
押せば広げられた足が震え、首が左右に振られる。
尻尾で乳首を軽く弾くと、そのままやわらかく撫でその動きを繰り返していけば
屹立は萎えることなく蜜を零し、後孔にまで毀れるほどに蜜を肉茎に伝わらせる。
掌で口を覆っていたが、その掌はいつの間にか外れ、足を開かされるという行為にシーツを掴んで
周知に耐えているといった様子だ。




「ヒ…ァァあ!、…ぅ…んんッ」




「スゲ、自分で濡れてるみてェ」




見てみろよ、と呟いて足を開かせる腕で足を折り曲げ、土方の胸につくように押し付けてやれば
屹立は萎えることなく、震えて蜜を零し、後孔を弄る銀時の掌も湿らせていく。
くちゅ、と濡れた音を響かせながら、襞を巻き込むように指を慎重に内壁に飲み込ませていく。
それに荒い息を吐き、胸を喘がせながら受け止めることしか出来ない蹂躙される行為と言葉に
悪趣味、とかヘンタイと罵った土方の声音は途中で濡れた声に変わってしまう。

内壁を擦り上げるように、濡れた蜜を注ぎ入れ再び指を抜き差しすれば濡れた音が伝わり
さらにそれが悦楽を生んで乳首もつんと立ち上がって赤く立ち上がる。




「ッ、ぁ…銀、…と…、…ッは…ァッ」







乱れた呼吸に誘われるように内壁を軽く指でひっかけば幾分先ほどよりも緩んで
緋色の襞を捲れ上がらせる。内側の肉の締め付けに指を飲み込ませたまま
屹立よりしとどに毀れる蜜を沿わせ中へと注ぎれればさらに滑りがよくなり濡れた音が相手の耳を侵していく。
それに指を増やしていけば、圧迫されるもののすんなり飲み込んでしまう自分の肉の貪欲さに
思わず縋るように銀時を見てしまう。熱を与え翻弄するのは間違いなく銀時なのに、

それでもどうにかして欲しくて縋ってしまう。




目をかすかに細めシーツに縋る土方の手を外させて己の首の後へと手を回させると
安心させるようにか鼻の頭にバードキスを。
再び内壁を押し上げるように増やした指を挿れていくと根元まで沈め、前立腺を擦り上げるように
動かしていく。
それにペニスから毀れる蜜は透明から精液の混じったものへと変わっていき、こらえるように
首に回した手に力を込めれば、内壁を押し上げていた銀時の指はバラバラに広げるように動かされ、
射精したように尖端より蜜が飛び出した。


「ぁアアッ、ヤ、…銀、…ッも…」




「ホント、堪え性がねェンだから…、…俺が欲しい?」





堪え性云々は言い返したかったが、指が翻弄するように内壁で抜き差しされ濡れた音と共に
思考は四散してしまう。指が引き抜かれると、みっともないほど収縮を繰り返して口を開ける
蕾の動きに恥ずかしげもなく自ら足を広げると不適に笑って視線を合わせる。


「お前が、…俺を食いたい…んだろ…ァアア―-ッ!」




「く…ッ、…ッ」




取り出された銀時のペニスの切っ先が濡れた開いた蕾に押し付けられると一気に抉じ開けて
押し込まれる。熱と痛みとやっと与えられた悦楽に喉を晒して大きく声を上げれば
亀頭を飲み込ませるように軽く腰を前後に動かし広げさせると、軋んだ内壁がミシリと
音を立て咥え込もうと柔らかい肉を広げる。
それでも先ほど受け入れていた指とは明らかに違う質量と熱に、潤んでいた瞳からは透明な雫が
毀れだし視界すらも霞がかってしまう。




「イ、…ぁ・…痛・・・ァッ、…無理・・・だッ」




「…もうちょい、…ん。・・・お前ン中やっぱイイ…」





「や・・・ああ・・・ッ!」







亀頭を飲み込ませれば後は緩く腰を回しながら挿入し根元まで収まれば、銀時の陰毛が触れるほど
擦り付けてやりその生々しさに息を呑む土方に噛み付くように口付けをして気を散らす。
口付けは荒々しく息をも吸い取るような動きに咥内を舐められ、舌を絡めとられる。
それでも舌を動きに合わせて絡める土方にずくりと内壁を押し上げるペニスが一層熱を上げた。

それにビクと体を大きく震わせると、動き始める銀時の注挿に口付けをしながら、次第に
腰を少しずつ揺らめかせて大きく足を広げたまま、内壁は引き絞るように銀時のペニスを締め付け
たまに緩める。
鼓動のリズムは一層激しく、一緒になる。




「ひぁ……ッ!あぁ…ッ、銀…、ぎ…ん…ッ!」




「…ッン…、十四郎…ッ」




濡れた音は粘ついて響いていく。それに肉がぶつかり合う音と互いの乱れた呼吸が室内を支配する。







「ァアア――…ッ!…ぁ…ん・・・ッ」




「…ッ…つ……ッ」




やがて注ぎ込まれた熱をその最奥に受け止めた土方が絶頂の声を上げて、
己の腹と銀時の腹を精液で汚しながら吐精し、ガクガクと震えるほどの喜悦にシーツに沈むと
とたんに掬われて銀時に口付けられた。

元凶は銀時なのに、救い出す手の持ち主も銀時であるなんて、矛盾しているが事実だった。

満ち足りたような笑みを浮かべる銀時に土方はどういった顔をしたらいいかわからず、瞳を瞬けば
そのまま数秒意識を失うように目を閉じてしまう。







****




気づけば元のように服を着せられ、身体も綺麗にされて綺麗にプレスされたシーツの上で
布団を被って横になっていた。
腰が重く、瞳を開けるのも億劫になりながらも薄っすらと視界を開けば
窓辺にて座り込む銀時が月を見上げていた。

青白い月は円に近く、寸分も欠けていないように見えた。
その光を浴びて尻尾を軽く揺らしながら、月を見上げる姿は神々しくもあり、…妙に遠く感じた。


痛みに身体を震わせながらも、僅かに身じろげばこちらに視線を向ける銀時に
ふいと視線を逸らした。


「あぁ、気づいた?明日仕事休んでゆっくりしたら?」

「そんなわけにはいかねぇんだよ、…ったく無茶すんじゃねーよ」


そう言いながら僅かに嘆息すると、布団の上で軽く身体を左に寄せて右を空けた。


「だから…、…抱き枕になれや」


きょとんとした視線が土方に伝わると同時に、「ねる!」といって布団を被ってしまう土方に
銀時は偲び笑って、土方の要望通り、窓辺の障子を閉めると隣へと寝転がり
ギュッと抱きしめた。その温もりに目を伏せて唇に笑みを上らせる土方は、往生際悪く
「抱き枕の癖に抱きつくのかよ」と憎まれ口を叩く。


「抱きつくよりももっと凄いことして欲しいの?」







銀時は不敵に笑って相手の瞳に触れるだけのキスをすれば、

それには赤くなって土方は押し黙ってしまった。
そして、二人は互いを抱きしめて眠りについた。















身体よりも心を食べて。


お前のために美味しく実らせているから。




















In fact, whose heart was edible?

発情期だったらたぶんこの後牛さんは大変なことになっていたんじゃないかと、今は思ってしまいます(笑)
この時は二日で100回なんて知らなかったんだもん、と可愛子ぶりっこしてみました(鬼)