426(18禁) | ホスト金時×警察官土方

*土方十四郎誕生日記念作品です☆(2011年度版)  
 さり気に426記念、まァこれは知っている人が多いですけどね;











ぽた、ちゃぷ…








大きな雫が落ちてきて、ハッと眼を覚ませば其処が自宅の風呂場であることを知った。
独身住まいの狭い風呂、足を折らなければ入れないような風呂だが、やはり春先で冷えていると浸かりたくなるものだ。
根詰めて仕事をした結果、休日出勤に残業を加えて、何とかこなしていたら山積した仕事がなくなった代わりに
意識を飛ばしてしまったらしい。


何時に帰ってきたのか思い出せない、御湯焚き機能があるわけではないから少し水面の辺りの湯が冷たくなっている。
それに湯を掬って顔を洗うとようやく頭が晴れてきた。
体力に自信がある方だったが、流石に年度末から始めにかけての怒涛の仕事量にはついていけなくなったらしい。


複雑化する犯罪、それに加えて増加する犯罪者予備軍と呼ばれる人達の数。
もう、何が正しいのか誰が悪いのか、自分の信念がぶれそうになる。
犯罪者は保護され、被害者は保護されないと食って掛かる被害者の家族、そうして
次にやってきたのはこっちだって被害者だと食って掛かる犯罪者の家族。
何をしたって、なくなることはない人の欲望の数だけ増える犯罪。
自分如きが何をしたって、何もこの世界は変わらないじゃないかって思ってしまう。
世界を変えようなんて大それたことは勿論出来るわけないと思っているが、少しでも悪を減らしたいと思う。
しかし、生まれながら人は悪人になるわけではないから、そういう意味では守っていると思っている人から
犯罪者は生まれるという皮肉な結果が生まれてしまう。
検挙率を上げた所で、犯罪によって人生を狂わせる人はいなくならない。





「…ッくし…ッ」
考えに沈んだところで、湯が大分冷えてきたためかクシャミが出る。
少し温まった方が良さそうだと、お湯を再び入れようと蛇口を捻れば、浴室の扉が開けられた。







「ってかどんだけ長風呂なんだっつーの、…てかまた寝てた?」
「…、金時……、お前、いつ…、?」
「俺のこと呼んだ、……デショ?」
こいつの気遣いというか人の心を掬い上げる力は、人並みではない。
俺が気付いていなかった心の奥底の憂いや疲れも取り除こうとする。
微笑み、シャツを腕まくりして入ってくる様子に、温まるために湯に沈みながらも「呼んでねーよ」なんて小さく呟く。
狭い浴槽の中では肩まで浸かろうとすれば、身体を小さく丸めることになる。
その様子に金時は小さく笑いながら、持参したのかズボンのポケットから頭皮マッサージ用のブラシを取り出す。





「俺が、十四郎を甘やしたいだけだったかなァ」
洗ってあげる、そんな風に呟いた金時に自分だけが子供っぽい屁理屈を捏ねたのだと
気付いて赤くなった顔を誤魔化すために顔を洗った。
そんな様子に金時は気付かない振りをしてシャワーのヘッドを取り上げて湯を出していた。
狭い風呂場だが、一応トイレと浴室は分かれているから、洗い場も確保できている。
しかし、大人の男二人でいれば当然狭く感じてしまう。
洗い場にズボンが濡れるのも関わらず膝を付いた金時に向かって浴槽に仰向けに浸かりながら頭をゆっくりお湯を掛けられた。
少し前に、金時の髪をこうして洗ってやった事があったな、なんて思い出せば覗き込むように上から見下ろす
金時の視線に視線を絡めてしまう。
微笑みシャンプーを取り出すと、そのまま髪先から地肌までゆっくり絡ませるように指で浸透され
その気持ちよさに眼を閉じる。
ゆっくり湿らされた髪に指が掛かりそのまま少し泡立てるように動かされると
冷めてしまった湯が再び背中より温かくなるのを感じる。
頭皮マッサージ用のブラシを指に引っ掛けて根元から頭皮をマッサージするように動かされるとくすぐったいのか
気持ちいいのかわからなくなって咽喉を震わせてしまう。





「…なんかヤラシイことしてる気分になるねェ」
「ぶ…ッな、何言ってんだ…ッ」
「だって気持ち良さそうな顔してる…、久々だから余計、ね」
手が再び動かされマッサージが再開されると、眼を閉じながら金時と会えなかった時間を考える。
既に3週間近く逢えなかったと頭の中で計算が出来た途端、金時の行動を理解する。
俺だって金時と会えなかったことを決して考えなかったわけではない。


仕事に集中している時は良かったが、ふと帰宅途中薄明るくなっていく朝方の空が金色に光っているのを見つめていた。
金時とは勤務形態のずれがあり、この時間はまだ働いている可能性も高い。
逢いたい、と不意に思った。
仕事に数時間後に再び戻らなくてはならない身の上であっても、思っていなかったわけではないのだ。


髪の毛を濯いでくれる金時の優しい指に浴槽で身体を起こし振り返る。
その動きに金時は目を瞬きながら、先ほど浮かべた瞳の光を隠そうとしていた。
それが無性に知りたくて、金時のシャツを掴み引き寄せるとぶつかるような勢いで唇を合わせた。
それが合図だった、金時の唇も浴室の蒸気でしっとり濡れており、熱くて金時の味だと思ったら勝手に身体が反応した。
金時のシャツやズボンが濡れるのもお構い無しに剥ぎ取りように脱がしていけば、久々に感じる金時の体温に
身体が熱くなるのを感じる。
しかし、取り繕う余裕だって、隠す場所だってない。
そんな自分に金時は、唇を吊り上げてズボンと下着を抜き、生まれたままの姿になる。
初めてではないのに、明るい場所で互いに裸同士であることにこんなに羞恥を感じるのは、金時とこういう関係だからだろう。
浴槽の中で立った状態で口付けを交わしながら、湿気で湿る金時の後頭部を撫でる。
金髪が自由に跳ねているが、今日は湿気で少し大人しい。





「ん、…ッん、…ッァ………、ふ……ッ」
口の中を割って入って金時の舌に次第に咥内を嘗め回され、力が入らなくなってしまう。
立っているのがやっとの状態でがくがくと膝が震えるのを止まられずにいれば、そのまま再び浴槽に座ってしまう。
それでも解かれず、舌根を尖らせた舌先で擽るように突付かれれば、くぐもった声が漏れる。
金時のマンションのような広さはないが、自分の声がいやらしく反響するのが聞こえ顔が熱くなる。
角度を変え、唇が解かれずに舌先を絡め合わせれば背筋にゾクゾクとした何かが走って
金時の後頭部に絡めた指先が細かく痙攣したように震えてしまった。





「…は、…ッ…はァ…ッ、き、んとき……ッ」
「声が反響して、すっごく興奮してる、…此処キスだけで反応しちゃった?」
「ん、ぁあ…ッ、……あ、あ……ッ」
首を振って金時の手を逃れようとするものの、逃げ場のない風呂場では、前に回された金時の手に自身を握られ声を上げてしまった。
既に熱く形を変えているが、浴槽の中であるため気付かれないと思ったのに、と視線を向ければ
金時は得心したようににっこり笑って、浴槽の壁に凭れさせる様に俺を立たせると、金時も狭い浴槽に入ってきた。
すると制止も聞かず、浴槽に座り込んで指で触って確認した俺自身を唇に含む。





「…ちょ、ッ…あー、あ…ッ……ッアあッ、」
慌てたように縁に尻をつけ両手で口を塞ぐも、
咥内に取り込まれた自身が金時の舌で軽く絞られるように絡められればビクビクと震えるしかない。
浴槽の底についた足が滑りそうになるため必死で足に力を入れようとする結果、金時に下腹部を突き出すようになってしまった。
さらに顔を使って上下に揺すりながらしゃぶられると、あまりの気持ちよさに口を塞いでいた手を伸ばし金時の髪をくしゃくしゃと乱してしまう。


「…ッぁあ…ッき、んとき…ッも、う…ッ、…あああ…ッ」
忙しさのあまりほっといたからなのか、おかしくなるほど気持ちが良くて全身が痙攣する。
此処が何処であるとか、自分がどれだけ醜態を晒しているのか、それすらもどうでもよくなる。
金時の唇が窄める様に動き、俺自身が弾けるのを促すように尖端に軽く歯を立てられた。





「………、ぁ――…ッぁあ…ッ」
咥内へ弾けた白濁が飛び散るのを咽喉を鳴らして飲み込み防ぎながら、金時は白く濡れた唇で下から見上げて笑う。
その笑みに、咥内から取り出された尖端がつ、と湯船に白濁を零すのを防ぎきれなかった。





「…特濃。…コレじゃお風呂がミルク風呂になっちゃうんじゃね?」
「アホ、か…ッ、全部飲んだくせ、に…ッ、ふぁ…ッ」
「了解、んじゃ何回もイって?……疲れたら俺が洗ってあげるしィ」
反論しようとした身体を反転させられ、タイルに手を付かされる。
崩れ落ちそうな腰を支えられ、触れた場所はまだ乾いて固く閉じた場所で。
触れる金時の唇に、双丘は細かい振動を加えて、タイルにへばりつくように身体をずらす。
しかし、逃げ場がないのは狭い風呂場なのか、自分の心なのかは、もう分かりきったこと。
生まれて、こうして金時と出会えたことは、何物にも変えがたいことだと断言できる。
舌先が固く窄んだ蕾へとゆったりと沿わされ湿らされる感触にゾクゾクと背筋に熱いものがせり上がる。
丹念に舐め取られ、広がっていく感触を味わいながら、タイルに擦り付けられた自身がタイルに跡を残す。
内壁を擽るように侵入した熱い舌先は、その生々しい感触を残して奥へ置くへと侵入してくる。





「ハァ、はァ…ッ、ん、…………も、…じれってェよ…・・ッ、ふ、あ…ッ」
「こっちだって我慢してんの、…ハンパなく今日、でかいし…傷つけそー・・・」
「アホかァアア!いっつもデケーんだよ、テメーのはァアア!」
濡らされ解かれた場所が収縮し早く早くと何かを切望するのに耐えかねて振り返れば、金時の言葉に怒鳴ってしまう。
余裕がないのはどちらでもない、どっちもだったと、冷静になれば気付くのだが、この時は二人我を忘れていた。
え、そう?じゃあ遠慮なく、なんて腰を上げた金時のブツが目に入った途端、俺は直ぐ後悔する事になった。
しかし、元々狭い浴槽に二人で入っているため更に逃げ場がなく、切っ先を押し当てられて蕾が口付けるように蠢くのを感じた。
(――――…………ッ……ッ!)





「ひ、ぁ――……ッ!き、ん………ッ」
「…、………ッく、…狭……ッ」
「…ッァア、……ッあァア、…ッ」
自分の身体の変化は、最早止められない。
クチリ、と金時の熱を含まされた内壁は、始めは硬くなっていたものの徐々に金時のカタチに広がっていくのを感じる。
粘着質な音を立てて蜜が溢れ毀れていくのを感じ、最奥まで到達した切っ先に力を抜こうとしても抜けず、
呼吸を吐き出すのと同じに母音しか、もう声にならない。
それなのに金時には何でも分かってしまうのか、ゆっくり腰を引かれながら立ち上がったままの俺自身を掌で包まれ
ヒグ、と咽喉がつぶれた様な声が飛び出した。
そのまま上下に扱かれその好きに再び、金時の熱を埋め込まれれば先ほどよりも鋭敏に感覚を拾うことになって
しがみつくように壁に爪を立てるが、汗で滑ってしまいそうになる。
始めは馴らされるようにゆっくり動かされていたが、次第に腰を強く突き上げられれば意識は半ば霧散しており。
白くなっていく視界で、それでも像を結んだ金色が切ないような、苦しいようなそんな眸を向けてきたとき、
体勢が窮屈であろうと、引き寄せるように唇を寄せていた。


子供のように合わせただけの口付けのくせに、身体を捻ったせいで更に密着を広げる事になり、
そこからは最早断片的にしか覚えてない。













「ん、……、金時……?」
気付いたら暖かくなった湯船に金時に抱えられて入って温まっていた。
狭いため、金時が背後から抱きつくようにして座り、俺は金時に凭れていた。
ゆっくり解すように撫でられ、手を握られながら、更にその手を掬い取られ口付けを落とされる。
ぼんやりと視線を落としていただけでは済まなくなって、振り向けば金時は、片目を閉じて微笑んでいた。





「……はや、く…ベッドへ連れてけ……」
「ん、そこでどんなに凄い事、この口が言ったか教えてあげる」
「…な……ッ、…んん…ッ」
唇を指差して笑う金時に、まだ眠れそうにもない夜に考えが行き着き思わず顔を赤らめてしまった。








金時は、そんな俺に濡れた唇で口付けをしながら、幸せそうに笑った。










HAPPYBIRTHDAY!!