41(18禁)│3Z銀八土。静かにしなきゃ無い場所で、41記念の話。

※この作品は勝手に4月1日記念作品です。 







「…ちょ、…ちょっと待て…ッ」

帰って来た直後にいきなり裸に剥かれた。

その理由は二つあった。

最近受験が終わったばかりで名実とともに卒業式を残るだけとなった
のに関わらず、受験前後から2ヶ月ほどご無沙汰だった事。

そしてもう一つ。

後輩から卒業式前だからといって、手作りのクッキーをもらった事だった。
しかし自分だって生徒から貰っているじゃねーかというと、
俺が貰うのと土方君が貰うのじゃ違うつーの、と屁理屈を捏ねられた。
何だそりゃと思っても、その状況は変わるべくもない。
いつもは甘味何ざ貰わないが、卒業だからと泣きながら渡された後輩の
気持ちに流されたのがいけなかった。

そうとは言え、自分だって先生よりも若いし御無沙汰にされれば
乱暴でも何でも身体の熱を素直に上げてしまう、自分が悔しい。

(…あれだけ先生しか見てねーって言ってんじゃねーか…)




そうはいっても、それを証明する手立てがないのだ。
銀八の大人の手がもどかしく感じる。

自分には持ちたくても持てない手のように感じるから。
それでもその手に抗えないのは自分が、子供だから。そういわれているようで
簡単に片手で押さえ込まれてしまった玄関先で少し目に熱いものがこみ上げそうになってしまう。
でもここで泣く訳にはいかない。

ぐっと堪えて唇を噛むと、ふと目の前の銀八が笑みを零した。
乱れた学ランが足元に落ちて切羽詰った感が漂うものの、まだ一切乱れていない
スーツの先生に抱きすくめられた自分はなんて非日常的だろう。
そう視線を彷徨わせるとジッと視線を向けられた。


「意識を他に出来る何ざ、今日は余裕あんなァ?」

「…、…ちが…ッ、…ぐッ!!」

「…余裕あんなら、ここで立ったままヤられろよ」

ガンと後頭部に衝撃が起こり、玄関の扉にぶつけられたことを知った。
その痛みよりも、覗き込まれるようなその視線に意識が奪われてしまう。
眼鏡の内側からこの執着染みた狂った視線から視線が離せず
背筋からゾッと熱が上がったことを知った。

噛み付かれるような口付けに目をいつもは蕩けて閉じてしまうが
その口付けに目を見開いてしまう。

呼吸さえも奪われる口付けに、銀八の必死な気持ちに気づいて
背中に回した掌をぎゅっと拳にしてしまった。




「あ、あぁァー……ッ、ぅぅん…ッ」

声を殺すことも出来ずに突き上げる熱に体内が反応し、塗り替えられていくのが分かる。
再び背中に衝撃が走るものの抱えられた身体が揺さぶられれば
そんな痛みなど二の次になってしまう。

立ったまま片足を抱えられ突き上げられれば、その不安定な体勢に
支えている方に太腿の筋肉が攣ってしまう。
再び後頭部にガツガツと衝撃が当たりながら突き上げられれば、カツンと何か
音がして身体のびくりと震わせてしまう。



「…お隣さん、帰ってきたみてーだな…」

「…、…や、…だぁ…ッ、」

「そうかぁ、土方君はまだ余裕あるみてぇだなァ」

「…ひぐ…ッ、…ィ…ッ!」

片手を外して口を押さえた途端、再び中を強く突き上げられて
強く擦り上げられれば、手が震えてしまうものの悲鳴を上げることを何とか食い止める。


「部屋の壁はともかくさ、この玄関の間取り向こうの部屋も同じなんだよねェ」

「………――…ッ!」

んじゃ頑張って?と他人事のように冷たく言い放たれ声を飲み込もうにも
ガツガツとドアにぶつけられる音に今更ながら緊張してしまう。

何事かと思わなければ、此方へ関心を向けなければと妙に緊張し
鼓動までも跳ね上がってしまった。その鼓動が相手に伝わるのを避けるために
僅かに身体を逃がそうとするもののドアに追いつめられたままなので
少しも逃げられなかった。
緊張し、声を出さないように力を込めてしまい、それが局部にも伝わってしまい
銀八自身を締め付けてしまった。
それに耳まで顔を赤くしてしまうと首を横に何度も何度も振いながらも、襞は開閉して
少しも銀八の熱を離そうとはせずにさらに奥へと引き込んでいる。


「…ッゃ、…ッンン、…ッ」

「嫌、ってさァ。…なに?土方君て…人に聞かれると燃える性質?」

「…ちが、…ッ、…ぅあ…ッ」

シー声が大きいと言いながら高められる熱はそのままに、次第に背に感じていたドアが
現実味がなくなってしまう。
今度は授業やってる教室の隣の教室でヤる?と言われ、声を出してはいけない
その状況を脳裏に浮かべたただけでビクと身体を大きく震わせてしまう。
もう達してしまったかのような感覚に力を抜きかけると
足を抱え直されて再び最奥を強く突き上げられてもう何もかもわからなくなる。
手で必死に声を遮りながら、それでも漏れる吐息は遮れず
呻いてしまった。


「ふ、ぅ…ッん、んっ…せんせ…ッ」

「あぁ、そういえばもうじきバカ本が遊びに来るっていってたわ…」

高められるだけ高められた熱は、もう弾けるばかりとなっていたにもかかわらず
そんなことをのんびりいう銀八にギュウと力を込めてしがみ付いてしまった。


「…ぅ、そ…、…?」

「…いや、マジで。俺の秘蔵DVD返すとかって」

「…ぬ、…抜…ッ、…ひ…――ッ!」

できっかよ、と腰を揺さぶられ、思わず声を堪え切れず悲鳴のような声を上げてしまうと
足音が再び扉の向こうで響き渡る。
熱を追い上げられながら、坂本だったら、まさにこの状態を見られる恐怖から
身体を強張らせるが前立腺を擦られてしまえば身体の熱は、冷めない。
それでも必死に銀八の身体を押しながらも繋がった部分は熱くて。


その時。



ピンポーン、…トン、…ガチャリ。


「……―――…ッ!」

そんな物音に全身を震わせると同時に、銀八の熱を咥えこんだまま
弄られていないにもかからわず前を弾けさせてしまい。
そのまま崩れ落ちるように玄関へと座り込んでしまえば、自然と濡れたままの
銀八の熱に絡む襞は外れて蠢き、肩で呼吸するようにその場に座り込み
なんとか居住まいを正そうと手を動かそうとするが、激しい結合に身体中が痛く
一歩も歩けない。


クスと頭上から笑みが落ちてきて、「盛り上がってるところ悪いけどさァ…」と呟いて
しゃがみこまれれば自分だけが弾けた白濁に塗れていることを知って
全身が赤く染まってしまう。



「今の、隣の部屋のお客さまじゃね?」

ちなみに坂本が来るっていうのも嘘ね、と呟いて口端を上げる銀八を呆然と見上げることになる。

白濁に濡れて汚れた個所に指を這わせられれば、少し身動ぎしただけで
動けなかった。

そのままぎゅっと握られて、達したばかりだというのに熱の治まらないことを
指摘されたようで目を閉じて拳を作ってしまう。


「まさかさァ、坂本に見られるじゃねェかってだけでイっちゃうなんてねェ?」

いやらしい、と口端を釣り上げて濡れた唇を舐める。
その指摘に頬に再び熱が籠るのを感じながら、潤んだ瞳からは透明な
滴が毀れ落ちていく。
その表情に自分のギリギリに立っていた理性は崩壊した音を立てた。



「あぁぁアッ!…ぅん、ああっ、…銀…ッぁあ!」

再び玄関の上がり框に引き倒されると、後ろから揺さぶられ声が止まらなく
なってしまった。どこまでが本当でどこまでが嘘か、そんなことはもう。
ズク、と濡れた粘ついた水音が接合部分から響くたびにフローリングに爪を
立てるが思うように力がこめられず、抱えられた尻だけ全てを曝すように上げられて
肉と肉のぶつかる音を響かせる。

いつの間にか肘を付けて顔だけを上げた状態で、突き上げられる熱を
受け入れ腰が気持ちいいか所に向かって動かしている。
腰を振って貪欲に同性である銀八の熱を強請るなんて、正気の沙汰ではない。
しかし、やる気のなさそうな目と仕草に騙された者が多いだろう銀八の裏の
性格に気付いたのは俺だけに違いない。

卒業しても?…卒業したら次のを探す?

そんな考えから最近銀八と二人で会わないようにしていたのも事実だ。
生徒と先生の関係はもうなくなってしまう、自分に何の価値があるのか。
せめて身体の繋がりだけでも繋がっていたいと恥じらいつつも素直に身体を開いた。

力を込めて押し込まれた熱を離さないようにするりと襞が絡んで内壁が蠢く。



「ひィ、…あぁあ――…ッ、おかしくな…ッ!」

「…なれよ、…そしたら、一生面倒みてやっから」

な?と呟く言葉は優しいものだが、言葉の端々から非現実的なものを
考えてしまう。


これは嘘なのか、それとも。

虚偽の中に生まれた存在であるような銀八の心は一つであるが
愛をささやく唇が、嘘をつくこともある。近い未来、狂うにしろ狂わないにしろ
傍にいてくれるという言葉を信じたい。


「…ねぇ?…もう一つ。…お隣さんの玄関とうちの玄関はさァ、
同じ間取りなのは本当、…それとも嘘、どっちだと思う?」

「―?――…ッ!」

三度見開いた目を隠すように、掌で覆われて、口は唇で塞がる。

シィと塞がれる唇の合間に呟かれて。
ズクリと下肢は再び穿つ熱によって押し開かれていく。

口付けられながら、突き上げられるともはやどうでもよくなってしまう。

それが本当であろうが、なかろうが。



それが自分の狭い世界のひとつの真実。

銀八が囁く言葉だけでこの世界が埋まってしまうなら
真実か、虚偽なのかすらどうってことはなくなる。




なぜなら、自分の他に誰もいないから。

扉にぶつけながらの、鯉の滝登り(体位)で御座いました。これ背中メッサ痛いだろうなァと思いながら
ガツガツしてるので好きだったりします(そこ)静かにしなきゃならない場所ってもえますよねvv