222・2010ver(18禁)│3Z銀八土。にゃんにゃんにゃん記念の3Z話。ベッドからでられない。

※勝手に222記念の作品小説です。(2010年バージョン)











微かに息を漏らして、静かに雪が降っているのに気付くと益々ベッドから出たくなくて身体を丸める。
するとふに、と顔に当たるものがあり、目蓋を持ち上げると傍に黄色と黒の縞々の毛皮がいた。
否、毛皮ではない。
温もりがあってきちんと生きている感触。


それにあったけェ、なんて目を閉じかけた次の瞬間壁際まであとずさって、
後頭部を強かに壁に打ち付けてしまった。
その衝撃で一気に覚醒する。
目の前にある光景が信じられなかった。


確か、押しかけた俺に、銀八先生は嬉しそうに迎えてくれて。
『…こんにちは、先生……』
『ん、…寒いだろ、早く入れよ』
先生特製の鍋やら煮物やらに舌鼓を打って。
『…なぁに?…柄にもなく照れてる?』
なんて囁かれて…、ってそこまではイイ、思い出さなくて。
同じベッドに横になってキスを何度もされて、ちょっと気が遠くなるぐらい幸せな時間を過ごして。
真新しい俺専用に下ろされたパジャマに着替えて眠ったつもり、…だった。
恥ずかしくて身体を寄せて眠れない自分の体を抱きこみながら、身体しんどい?なんて囁かれて全身を赤らめてしまう。
しんどくないわけがないが、こんな甘い空気になるとは思ってもみなかったから
身体を居心地悪そうに小さくして「…大丈夫です」と呟く。
背に回された腕に軽く撫でられてふかふかの毛皮に顔を埋める。


だから毛皮って何だァアアア!
声なく悲鳴を上げたつもりだった。
今先生の天然パーマの銀色の髪には信じられないものが乗っている。
それはふるふると震え、冗談でないことを知る。
冗談で虎耳つけて俺を脅かそう、…としているわけじゃ無さそうで、それどころか。




「…、………ッ!」
ぱたん、と長くて太い尾が彼の尾てい骨辺りから伸びていて、

それが少しパジャマとパンツを下げている。
それは情けない格好だったが、そんなことに気を取られている場合でもない。
その尾はゆらゆらと揺れて意思があるもののようにパタパタと上下に揺れている。
それは陽だまりの中で、猫が気持ちのいいまどろみの中でする仕草のようで。
漫画みたいなことあるわけ、と思っていると目蓋がぴくぴくと動いて眠りから先生が目覚める仕草だ。
とりあえずどんな顔をしてればいいか、それだけが不安で一人悩んでいた。




「ん、…早いなァ、…お腹空いたのか?…どーした、変な顔して」
寝ぼけ眼で腕を持ち上げるとポフポフと頭を撫でてくるその大きな掌に少しだけ安心する。
(…ガオーとか、話し、出さないで良かった…)
虎の言葉など分かるはずもない、だから今話してるのはいつもの先生の言葉だなんて確認する。
自分の確認の仕方におかしくも感じるが、それが自分なのだからしょうがない。
そう小さく感じて首を振ると、そっと銀八の頭に手を伸ばして、その虎縞の耳を引っ張るのだった。




「…、イ、いだだだだっ、ちょ、何すん、…て、ぅおッ!?」
「…痛覚もあるんだ…」
呆然とした自分とは打って変わって、その痛みに悲鳴を上げて自分でもその痛みの
根源に手をやり気付いたのだろう。
その強引なやり方に酷くない?と言うものの手段を選んでいられなかった。
抗議するように布団を長い尾が叩く、それにも先生は声を上げて驚き、
それから目を瞬いて枕元の眼鏡をかける。
それから現状把握をするように俺を見て、再び「エエエ」と声を上げた。

要するに夢を見ているわけでも、互いの冗談ではないことが分かると、
先生は妙に落ち着き払った顔でもう一度寝直そうとした。
「俺に獣耳が付いてたって何の役にもたたねェ」ということらしい。
いやいやいや、俺に獣耳が付いてたって何の役にもたたねェだろーがと
布団を引っぺがす。


それだけでは飽き足らず、のし、と覆い被さるように銀八の上へ圧し掛かる。


「夢じゃねェって言ってんだろーが、ちゃんと…、ちょ、っと…」
「んー、確かに夢じゃねェな」
大きな手で臀部を撫でられ、制止の声が間に合わない。
くすぐったくて身体を捩るとにま、と嬉しそうに瞳が光って本当の虎のようだった。
いつもは眸なんて光らせないくせに、こういうときだけ本当に卑怯だと思う。
其れでもどっちの先生も好きだから、こういう先生の顔には本当に弱い。
上半身に先生のワイシャツを纏っただけの自分の格好もよくない。
上半身を起こしてそのまま俺の唇に伸び上がって口付ける先生から生えている尻尾は
ゆらゆらと揺れていた。
臀部に引っ掛かる長く伸びた爪が少しだけ痛みを与えていた。




「い、…じわる…、…ァ、…っく」
「だってさァ、先生、爪まで虎化しちゃって怪我させちゃいそうだからァ」
ほら、頑張って。と他人事のように自分を励ます先生の楽しそうな声に目をもう一度閉じた。
クチャクチャと滑った音が響いて、恥ずかしいと目をぎゅうと閉じて
ついでに持ち上げられた足の指もきゅうと力が入ってしまう。
膝が腹に付くほど折り曲げられている格好であるのに、自分で自身を昂ぶらせている。


「ほら、気持ちいいねェ。・・・ここプルプルしてるしね」
「や、だ…ッさ、わっちゃ…やァ…」
「尻尾があるのっていいねェ、…くすぐったい?」
尻尾で持ち上げられた腿の裏側をくすぐられるように撫でられて、
思わず目を開くと愉しそうに細めた眸で見詰めれていた。
勿論自分の足越しに見るしかないのだが。


両手で強く擦り上げて、こんな羞恥な格好を早く終わらせようと早く擦る。
すると長い尾でぽむ、と先走りで濡れ、眼前に晒しているだろう後孔をなぞられて身体が細かく震える。




「…それとさァ、気付いてねーかも知れねーけどォ」
お前にも生えてるよ?なんて先生の声に目を瞬き、先走りで濡れた手を片手持ち上げて髪を触れればふに、と柔らかい感触が返り。




「………、…ッッ!!」
「あ、やっぱり気付いてなかったァ?…まァ確かに見えないもんなァ、自分のは」
カシカシと甘噛むように獣耳に歯を立てられ、ビクビクと身体が震える。
後孔を晒す体制に最早羞恥は覚えるもののどうしようも出来ないまま、自分で高めた熱を吐き出そうと尖端のみを細かく扱く。
そのまま再び唇を唇で塞がれ、いつもよりもざらつく互いの舌が咽喉奥を

くすぐって声や唾液が垂れ流されてしまう。
(一体、・・・どうしてこうなったんだろ……?)
呆然と金色の獣を見下ろしながら、顎に伝わる唾液が何処か遠くに感じて「ん、ん…」と声が転がる。
きゅう、と二つと尻尾が合わさってそれがまた啼きそうになるほど気持ち良くて。


「にゃ、…ァん、……ええ?…にゃ…ッあ」
「かわいー、…気持ちイイの?」
獣化したざらついた長い舌で首筋をなぞるように舐められて悲しくないのに涙が溢れてしまう。
むずむずとした感覚が下腹部より迫上がり、先ほど尻尾でつつかれた箇所が痙攣したように熱い。
ナカを弄られる気持ちよさと苦しさに気付いていながら、それを与えてくれる先生に
縋るように手を伸ばす。
もう前だけを擦っていてもイけない身体になってしまった。
それは目の前の先生のせいで。
それなのに詰ることも、怒りをぶつけることも出来ずに、彼の求める言葉を口にしてしまう。


「…は、やく…、せんせ、…、…にゃ…」
「いやらしいこと言えるようになっちゃったねェ?…ご褒美が欲しい?…それともお仕置きかなァ?」
この熱を開放してくれるなら、どっちでもいい。
だからそのまま素直に口にする。




「…どっち、…も」
「欲張り、二つとも欲しいなんて」
「…え、…違うにゃ…ッにぁあ…ッ…ッ」
先生のくるくるの髪の毛に埋まる虎耳が愉しそうに揺れている。
ついでに黄色と黒の尻尾も揺れていて。
ミシリ、ともクチリとも違う音は耳に入ってきても音として認識できない。
感覚として身体に認識された。
身体を真ん中から割くように焼かれていくのを咄嗟に悲鳴を上げて身体を大きく撓らせる。
いつもより時間をかけてゆっくり埋められているのに息が止まりそう。




「んん、ン…ッい、…つもより…」
まだ、奥まで進むそれに耐え切れずにいれば「そうなんだよなァ〜」とのんびり言葉を返される。
もういっぱいいっぱいなのにまだ奥をゆっくり熱で弄られて水の膜が瞳を覆う。


「んな、泣くんじゃねーよ、…よし、入った」
獣化して、ここも獣化したみてェなんていいながら信じられないほど奥に挿っているため
内壁の力は解けず、
締め付ける動きに少し先生も苦しそうに息を吐き出す。
怖い、けど先生、なんだよな…と手を伸ばせばゆっくりその手を握られる。
爪を引っ掛けないように、傷つけないようにそっと、…そっと。


「で、ごまかされる、…かァアア!ん…ッァアアッ!」
「大丈夫、大丈夫。お前、身体柔らかいから直ぐ馴染むさァ、…ッ」
「…ッぎ、んぱち…ッ、にゃあアッ」
ひくひくと内壁が動くのに合わせて腰を動かされ、

目が眩み息を吐き出すとそのまま再び奥を穿つそれに声は最早止まらない。
付いて行こうと握られた手に指を絡めると、
ふと笑みを深める先生は金色に光る毛並みの尻尾でつい、と俺の目元を拭う。




「…ふ、…そんなに泣くと…もっと啼かせたくなる」
「ん、んー…ッあ…ああッ、に、…ゃあ…ッ」
ビク、と身体が硬直し止まらぬ声に、先生の口から見えたのは尖った牙。
意識は白濁の向こうへと飛ばされて、自分は達するのと同時に中を濡らされるのも受け止めるしかなく。


繋がった箇所と繋いだ手だけが自分の認識できた全て。











結局、再び目が覚めたのは、昼過ぎ。
そのときにはすっかり、不思議な現象は収まっておりホッと胸を撫で下ろすとくすくすと笑われた。
つーか夜もやって朝もって…、と顔を赤らめて布団に戻ろうとすると、
ちゅと音を立てて額に口付けられた。
その仕草に布団を被ろうとしていた手を止めてしまうと、その甘い雰囲気に
結局流されてしまう気がして、知らず耳まで赤くなってしまうのだった。


「虎の先生もかっこよかっただろ?」
「…ヘンタ、イ」
気持ちよかったくせに、そんなこといっちゃう?なんて呟かれて今度こそ
布団を被って不貞寝を決め込む。
どうせ、今日は身体がそれ以上動かない。


とはいえ、食欲に負けて顔を出すのは、あと少し後か。
その時にも幸せそうに笑っているんだろう先生の顔を思い浮かべ、
虎耳があってもなくても先生であれば何も変わらないな、と思ってホッとした。
…、…それは、内緒にしとこう。






いつの間にか窓の外では雪が止んで陽が差している。


春はまだ先、それでも近しい春?




  




この場所は、春が遠くたっていつでも暖かい場所なのだ。






















There are us so that the positive that is warmer than the spring falls silent.

平成22年2月22日ということでにゃんにゃんにゃんにゃん、と二匹並びまして(笑)獣化でした(一人虎だけど;)
可愛くならないのがもはやマジックというかなんというか、誰かお話が可愛くなる薬をください…。