Karrot and Qeach V(18禁/SM)| 旦那×ウサギ妻

「ふぁ、…ん、う…ッん…、ぁ…ッ」
「…だーめ、これはオシオキなんだから、…気持ちよくなったら意味ないじゃん?」
「ふ、ぅ・・・だっ・・・て…ッ」
グチャ、と何かが毀れる音がして、思わず息を呑めば接合部分が爛れたように
赤くなっているのが見下ろせた。
視界に入ってしまえばもう、自分ではどうすることも出来ないほど昂ぶってしまう。
それなのに、今はオシオキなのだから我慢しなければならない。
自然と溜まった雫が双眸から毀れ頬を伝っていくのをどこか遠いものに感じていた。




「…もう一つ足しとく〜?」
そういって唇を吊り上げる銀の人差し指に絡まる輪ゴムに白い耳が垂れ下がって
震えながらも、咽喉が小さくコクと鳴るのだった。
今のままでもこんなになっているのだから、これ以上されればどうにかなってしまいそうで。
しかし、貪欲な身体は、期待に震えてしまうのを止められなかった。





本当に些細な、些細なことが切欠で銀を怒らせてしまった。
銀のお願いは小さなことだったので、それを叶えてあげたい一心で出かけたのだが
その帰りに跳ね返った石に足を取られてしまい転んだのだ。
気をつけなければならないと分かっていながら、そのまま少し膝を擦り剥いてしまった。
その程度の傷だから大丈夫かと思いながら家へと帰ったのだが。
銀にその傷を気付かれてしまったのだ。
後ろめたいことがあると、どうしても悪いことじゃないと思いながらもコソコソしてしまうものだ。
そして鋭い銀がそれに気付かないはずはないのだ。




『…、ねェ、十四郎?…何か隠してるでしょう?』
そこで頷いてしまえば良かったのに、首を振って視線を逸らしてしまったのだ。
ついつい後ろめたさからだったが、銀は「ふぅん?」と首を傾けてすん、と鼻を鳴らしたのだ。




『じゃあ、この血の匂いはなに?』
『…………、……ッ!』
勘も良ければ鼻も良い銀には隠し事が出来ない、そうわかっていたはずなのに同じ失敗を繰り返すのだ。
夕飯も食べ終わって、紅茶を飲んでいたのだがカップを置く銀に耳を立てて「あの、な…ッ」と今更
言い募ろうとするが、銀は小さく微笑みながら「洗い物済んだら、部屋へおいで?」と告げられた。
その言葉に絶望の二文字が浮かんでしまい、それ以上みっともなく言い訳など出来ない。
こちらに背を向けて自分の部屋へ戻っていく銀に、してしまった失敗を思いながら重い腰を上げるのだった。
銀と暮し始めてから、季節を2回ほど過ぎたが、時折約束を違えてしまうのだ。
銀を困らせたくないから失敗をしたくないのに、どうしてか繰り返してしまう失敗に首を傾ける。
こうしてしまったら銀に怒られるだろうかと言う、そんなことをしてしまうわけは。


キュ、と丸い尻尾を揺らして銀のコップと自分のコップを持つとキッチンへと行くのだった。
勿論洗い物を早く終わらせて銀の部屋へ行く為だ。


昼間は仕事をしている互いであるが、銀の方が仕事上自由が利く。
しかし、とんでもない長い期間家を空けたり、夜遅くに出かけたりすることもある。
自分の仕事は休みがきっちりとある代わりにほぼ毎日昼間は仕事だ。
すれ違うことが多い俺たちが、こういう関係になってからもう大分になる。
いろんな事を銀に教えてもらったし、または教えられた。
耳を聞く為に便利な大きくて長い耳も軽く噛まれると、気持ちいいということや自分で触っても
どうってことはない尻尾も銀に触られると尻を振ってしまいそうになるほど気持ちいいだとか。




洗い物を終え、エプロンを外すとスリッパを響かせて銀の部屋の前に来た。
一瞬だけ躊躇うように手を伸ばしてから、戸を叩くと「おいで」と銀に声を掛けられる。




その声にホッとしながらも戸を開ければ、スプリングの効いたベッドの上に座る銀の表情がベッドサイドの灯りで
見えないのが少し怖くて耳を垂れさせてしまった。




「…ぎ、ん?」
「どうしていつも言いつけが守れないのかなァ…、此間も言ったよね?」
笑みを含めながらだが、その言葉の重さに自分は押しつぶされそうになり、俯いてしまった。
どうして、?それは俺も自分に聞きたい。
こんな簡単なことなのに、守れないのは、どうして?
銀は、小さく笑ってから「じゃ、その場で服全部脱いで?」となんでもない風に言う。
その言葉に一瞬たじろぐも拒絶など不可能で、こくりと小さく頷いてからシャツを引き抜いて床に落とし、
その上にズボンや下着を重ねていく。
羞恥を感じるが、何とか脱いで立ち上がれば、手招きされ銀時の目の前に立つ。




「あーあ、そんなところに傷を作ってェ…、…此処は?」
「おつかいの途中で転んだ、…も、う痛くない」
「…違うでしょ、お前は俺のものなんだから勝手に傷を作っちゃ駄目だっていったじゃん?
…それが、例えお前自身でも許せねーの」
わかんないお前には、オシオキしかねーよなァと口端を吊り上げる銀に身震いをするように
垂れた耳が震えたのが分かった。




「…ヒィ…ッ、い、た…ッ!」
「ん、…おーお、いい感じに赤くなってるねェ…、ど?反省した?」
小気味よく自分の尻に破裂音と共に鋭い痛みが走り、自分は最早悲鳴を上げるしか出来なくなっていた。
しかし、銀の声にこくこくと何度も頷くと、涙が溢れシーツを濡らしてしまう。
ベッドに四つんばいになるように言われた俺は、手と膝を付けて尻を向けるようにすると
子供のようにそのまま数回いきなり尻を平手で叩かれた。
その衝撃に白い尻尾を揺らすと、ギュッとその尻尾を掴まれた。




「ひぁ…ッあ…ッ、い、た…ッぁああ…ッ!」
そのまま再び数回尻を打たれ、ベッドについていた手は崩れてシーツに握り締めてしまう。
しかし尻尾を掴まれたままなので尻は上げたままの状態で叩かれるたびに呻いた。




「…反省、は?」
「…ごめん、…なさいっ…ご、め…んなさ、…ッ、ひッ!」
謝罪の言葉が途中で止んでしまったのは、銀の手が前に回って俺の屹立を掴んだからだ。
そこは、叩かれながらも熱を帯びていたのに気付かされて尻を振ってしまう。
硬くなった箇所を握り、根元を指で作った輪っかで上下に扱くと強弱を付けて揉まれる。
それだけで硬くなった箇所が先走りの蜜を滲ませているのが分かり耳が自分の顔を覆うように倒れる。




「…反省してる割には、此処硬くしちゃってんじゃん?…もしかして逆効果なのかなァ」
そう囁くように呟く銀は、くすくすと楽しそうに笑ってから「インラン」と付け加える。
それに顔を上げられぬまま額をこすりつけるようにシーツの上で首を振ることしか出来なかったのだ。




「だって、オシオキして欲しくて、いっつも約束破るんだもんねェ?」
「…、…ッ」
両手で掬い上げられるように抱きしめられると、赤く腫れた臀部を撫でられ腰を揺らしてしまう。
そのまま叩いていた掌で尻朶を広げるようにされると、狭間をなぞられる。
銀の香りに大きく息を吐いて吸い込みながら、反復するように銀の言葉を頭に浮かべる。


同じ失敗を繰り返すのは、こういうことが嬉しいから?






「く、…狭、…ちゃんと緩めろや、…」
「ひ、アああ…ッ、…ッあああ…ッ!」
自重によって沈み込む身体を支えるように銀の腹に手を置くと、そのまま腰を前後に揺する。
屹立はイかない様に自分で支えていたが、それも出来ずに銀が取り出した輪ゴムで何十にも巻かれている。
其処が赤黒く変色するほど感じているのは、その度に銀を締め付けてしまうから分かる。
尻をまともにつけてしまうと叩かれた箇所が擦れて痛く少し浮かせた状態で腰を持ち上げて
再びその場所まで腰を揺すると、吸い付くように銀の屹立に内壁が蠢くのが分かる。
それに声を漏らしながら、銀の熱を昂ぶらせる。




「ん、イイ…、十四郎、もっとぴょんぴょん跳ねてよ…」
「んん、ぁあ…ッ、ぁあ…ッぎ、ん、イって…ッ」
濡れて粘ついた水音が接合部より響き渡り、「オシオキにならねぇなァ…」なんて
笑う銀の声がする。
叱責じみたそんな言葉さえ背筋に流れるような刺激が加わり、どうしようもなく翻弄される。
しかし、自分の身体も限界に近付いていて、内壁をさらに押し上げるように質量を増す銀に
嬉しくて腰をさらに激しく揺さぶれば、内壁に擦った亀頭が震えたのを感じた。
大きな耳は垂れてしまったが、銀が呻くように小さく声を漏らしたのは拾うことが出来た。
その途端最奥に注がれる銀の白濁に内壁が汚されるのを感じ、今まで一杯だったと思われた
箇所を更に一杯にされて息を飲む。




「〜〜〜〜〜〜〜、…ッ!」
しかし、前は戒めているため、白濁を伴う絶頂ではないが内壁は、絶頂した時のように細かく痙攣している。
その変化にいち早く気付いた銀は、クスクスと笑いながら俺の首筋に歯を立てる。
「初めてのドライオーガニズム体験オメデト」なんて、軽い口調で酩酊する思考に注ぎ込むようにゆっくり囁いた。
それから輪ゴムを一つ一つ外され、それでも立ち上がったままの其処はもういつ弾けてもおかしくない熱を帯びていて。
銀は、指先で鈴口を弄ったり、爪先で胸の突起を弄るぐらいで動いてくれない。
それは俺からの言葉を待っているからで。
キュ、と奥歯に力を込めると、銀に視線を向けた。




「…怪我して、ごめん。…嘘、吐いてごめ、んなさい…」
「分かってるじゃん、…ンなところに傷つけやがって、ェ…」
膝小僧の血は最早固まっているが、その箇所を中心に青痣が出来ており「後で消毒するからな」と
告げられ小さく顎を引く。
それに爪先で弄っていた指先を触れさせながら、銀は下から腰を突き上げるように動かした。




「…………ァ―――…ッ!ァアア!あああ…ッ」
その激しさに先ほど自分だけが動いていた時とは全く違う深い箇所をめちゃくちゃにかき回されて
最早まともな思考が紡げずに消し飛ぶ。
それどころか腰を掴んだ銀の手に接合部分に尻を何度も押し当てられ、高い音が響き渡り
先ほど打たれた箇所はひりついて再び熱が上がる。
しかし、痛みよりも勝る何かがあり、内壁は屹立を締め付ける力を抜こうとはせず
更に増していく。
腰を緩く動かしていれば、無意識に太腿に擦り付けていた尻を更に強く押し込められ
最奥に銀を感じて、身体を硬直させれば身の置き所がなくなってしまった子供のような
舌足らずの声を上げ意識ごと流された。


ガクガク、と身体を大きく震わせて倒れこむ自分の身体を支えるように抱き締める銀の腕に
白濁を弾けさせた俺はそのまま意識を失ってしまった。




(……ぎ、ん……)
名前が聞こえたのかは分からない、意識を失う前に見た銀は少し切なげに目を細める。
そんな表情をさせているのが自分だと思うと哀しくなって手を伸ばすが、その手は届くことはなかった。










意識を失った兎の身体を丹念に拭いてやると、大きく足を広げさせて後孔に注ぎ込んだ白濁を
吸い取ってやる。
その間に鼻が当たり、呻くような喘ぐような甘い声を漏らすものの意識の奥へと沈んだ兎は目を覚まさない。
奥の方は指を入れて掻き出してやるが、それでも目を覚まさない兎に小さく笑って。


その汗で濡れた黒髪から覗く長い耳を掬い取って口付ける。




「…俺のもんでしょ?」
応える筈はないのに、そう自嘲めいた笑みを浮かべながら熱の引かないその身体を抱き締めると
濡れたシーツを剥がして真新しい布団に横たわらせる。




そうして並んで眠りに付く、…そうこれまでも、……これからも。