69(18禁)│原作銀土。題名通りですね、これも。…読めば分かりますが。

偶然会った居酒屋でいつものように喧嘩をしたのは2時間ほど前だった。
俺もあいつも良い感じに酔っ払っていて、居酒屋ならではの下ネタが始まり。




「…て、多串君てさァ、ホントはもてなくね?」



「何の根拠で、言ってんだかわからねェな…」




土方の注がれた冷酒の満たされた猪口を傾けようとした手がピタリと止まる。
土方の財布を期待しつつ、居酒屋に行ったのだが、
いつものように横に座る俺に、一瞥くれただけで何も言わなかったその様子が
仕事が終わったのだと教えてくれた。

ほろ酔い加減でいつものように他愛のない言い合いで、箸を向ければ
潤んだ瞳についついからかいたくなったとでも言い訳すればいいか。


「根拠ォ、・・・それはアレだよ、…テクだよ、テク」



「テクぅうう?お前がそれを言うか、マグロォ」





死んだ魚みたいな目ぇして、死んだマグロォ?とケタケタ笑う土方に
闘争心が男として燃え上がったのだけは覚えている。





「あいよ、マグロの刺身、お待ち」



「「お呼びじゃねぇんだよォオオオ!!」」


出されたマグロの刺身は親父の頬にたたき付けられた。

それからテクがないだの、ナニの大きさじゃないだの土方の顔にめらりと
静かなる怒りが浮かぶまで然程かからなかったと思う。

酔いに任せて言いたいことを言った結果、居酒屋を追い出されるに
なったのだが、それにも然程時間はかからなかった。









というわけで今に至るわけだが。


酔いも手伝い、部屋を取ったが、やはりオフなのだろう。表情に怒りが浮かんではいるが
素直についてくる土方に小さく笑った。

そしたら部屋についてこの一声である。


「てめーの、テクの基準とやらを見せてみろよ…」


そういって壁に俺を押し付けると、股間に顔を埋める土方に目を見張った。
何せ、今まで自分から素直にしたことはなかったので。
ギッと睨む視線に少しだけ躊躇いを浮かべつつも、ベルトに手をかけて、ゆるく触れられ
アルコール帯びた呼気が布越しに掛かりぞくぞくする。

思わずじっと相手を見つめれば、今度は愉しそうに視線を返された。


「俺がイケたら、テクありだって認めてやるよ」




そう呟けば、舌打ち後に乱暴に下着ごと寛げさせられ、外気に触れた自身が土方の眼前に
晒されるだろうと想像して笑いがこみ上げてしまう。

土方がしゃがみ込もうと腰を浮かした矢先に、背を壁に伝わせながら座り込んで、
自分の体を反転させながら相手の身体の下に潜り込む。


「…な…ッ」



「ならお前が先にイッたら、何して貰おうかな」





喉を震わせながら黒い着流しの隠された相手自身に軽く触れば、反動で腰を落としそうになるのを
グッと堪えたようだった。
何時もなら絶対しない行為に、絶対しない体制に流石にアルコールが吹っ飛ぶかと、
土方の様子を伺うように動きを止めれば、猫のような暖かい物が軽く自身に触れて目を見開く。
どうやら意地の張り合いは続いているようだった。

小さな動物のように躊躇いがちに舌先を触れさせた後は、根元から尖端へ舐める動きへと
大胆に変わっていく。
小さく息を吐き出しつつ、こちらも土方自身に口付けてから皺を伸ばすように緩く舐め、まだ乾いた
ままである後孔へと指腹を押し付けていく。



「ンン・・・ッ、ん…ッ」



どうやら抗議をしているようだが、声にならない。自身を丹念に舐めているのを離して負けたくないようだ。

本当に意地っぱりだ、と思うものの俺もマグロと言われた仕返しはしてやろうと思う。

土方自身はむくりと熱を帯び始め、震えながら腰を動かしているが、もはやアルコールと
熱に浮かされて何をしているかはわかってはいないだろう。
尖端を唇で挟み込むようにすると音を立てて吸い、双丘を手で拓かせる。


「ッぅン…ッ!・・・んんーッ」




びくびくと震える土方はそれでも自身を離そうとせず、くぐもった声が振動になって自身に
伝わって熱を帯びていく。
やがて口をぱくりと開け、自身を口に含み、咥内で軽く絞るような動きに熱い呼気が再び毀れ
咥内で自身が固くなれば、意地になったように首を動かしながら扱く土方に
流石に呼吸が荒くなって、押し付けていた指腹を乾いた其処に押し付ければ
呼吸するように締り弾力を伝えて喉を振るわせた。
土方自身を咥内へと含めれば、怒張の撓り具合を咥内で把握できるほど口を窄めて、
尖端を尖らせた舌で丹念に突付けば、透明な蜜がしとどに毀れだす。
それを一滴残らず飲み干しながら、双丘の奥をくすぐる様に
撫でていく。


「あ…ッ、…く…ッ、万事屋…ァ」



思わず顔を離してしまったようで、形勢は逆転。こちらは無くなった自身への愛撫に
小さく笑ってしまいながら、喉奥に取り込んだ土方自身に唾液を沿わせながら浮かんだ血管を舐め上げる。




「…ちゃんと続けてよ」




咥内に自身を含みながら言葉を紡げば、首を軽く横に振ってしまう土方に内心ほくそ笑みながら
すっかり屹ち上がった土方自身に軽く歯を立てながら音を立てて吸う。






「…負けを認めるってことで良いんだな?」


相手が条件を飲んだら、何をしてもらおうか頭に巡らせる。


裸エプロンに生クリームプレイはどうだろう、きっと白い肌には生クリームは映えるだろう。

荒い息を吐き出して此方に視線を返す相手に気づき、笑みを引っ込めれば条件飲めよ、と言おうとして
思わず動きを止めてしまった。




「…銀、…時…」



呼ばれ慣れていないその名前に、口淫すらも疎かにしてしまう。
潤んだ目、上気した肌は薄く桃色に染まって
見るものを虜にしてしまう情欲の象徴だった。
名前を呼ぶその唇が、誘うように薄く開かれ思わず生唾を飲み込む。




「・・・好き、だ…、も…、早く……」



「え…っ、ちょ。土方…ッ」





その言葉を聴いた途端限界まで張り詰めていた自身は、大きく波打って弾ければ
相手の顔に精液をぶちまけてしまう。


あっけない幕切れに荒く息を吐き出しながら、再び顔を隠すように後ろを向いた土方の
肩が震えているのを見つめ、僅かに目を見張る。


「…くくく、テクニシャンの称号は俺のもんだな、…へたれマグロ!」



「…はァ、…っ最初からそれ狙って…」




向き直るように身体を起こす土方が顔から精液を零しながらにやりと笑う。
情欲に塗れたその表情に、狙って言った言葉か、と勝負に負けたことよりそっちにショックを受ける。

その気持ちを知ってか知らずか、小さく笑いながら唇を吊り上げる顔は赤く染まり。

肩を落とす俺に、塗れた顔を拭おうとせず壁に持たれれば、捲られ乱れた着物の
股を開いて大きくみせた。





「お前も、・・・俺の名前呼んで、欲しがれ、よ…、全然収まりきらねェ」



「…十四郎?」





「早くって言ったじゃねーか、二度も言わせんなァアア!」




狙った言葉ではなかったらしい様子に、意地になって子供のように喚く相手の膝に手を添えると
互いに笑ってまずは深い口付けを。
青臭い香りは次第に互いの唾液に混じり合い、ゆらゆらと甘い香りにとなっていく。


満たされた密やかな声が部屋の中を占め、外気よりも熱い空気で濡れていく。


混じり合い、熱に浮かされた二人は互いの名前しか知らないように
繰り返し紡いでいた。







to be continued…?

69は題名のまんまの説明しか出来ないんですけどね。18以上にしては生ぬるい。
まァ気持ち的に気をつけたほうがいい感じで、禁をつけた気がします。