手をつないだらイってみよう(18禁)│原作銀土。居直り強盗(ケツ専門)のお話は此方。

月が天空に昇り、そろそろ深夜と呼ばれる時間帯。
天下のテロ対策武装警察といえど、流石に夜営の隊士等が起きているだけで
事件がなかったら、残業を貯め込んでなければ殆どが床に就いている時間帯だった。
建物を囲う様に庭があり、寺だった場所だからかどこ部屋からも造形された庭園が
望めるようになっている。しかし幹部の部屋の近くは身を隠すものがなく、砂利が敷き詰められている
ため不埒な侵入者はそこにたどり着く前に夜営の隊士等に切り捨てられる寸法だった。


月青白く照らす中、足元の陰になど気にも留めず歩いてくる影があった。ゆらりと
歩いているが足元には隙がなく砂利は音もたてない。
歩いてはいても足元に神経を巡らせている。銀時は戦の経験者の体で幹部の部屋の並ぶ棟へと
足を向ければ、明かりが消えているのを確認しながら、まるで気楽に自宅へ帰って来たように縁側に上がるとブーツを脱ぎ
そのブーツを持ったまま廊下を進み。ある一室へと足を向け、静まり返る廊下を軽く振り返りながら
障子を開け月明かりを入れないようにしながら、身体を低くして中へと入ると障子を閉めた。

ブーツを部屋の片隅に投げるとそれが微かな音を立てるが
部屋の中央に敷かれた布団にて横になった人影の規則正しい寝息が途切れることはなかった。

銀時は布団をかぶって寝息を立てる横顔を見ながら
ニヤ、と笑みを浮かべた。

(愛は、…警備も越えるってねェ…)

寝ている土方にとっては迷惑な話だろう。それでもこの衝動は寝顔を見るだけでは収まらない。


そうここは、真撰組の中枢箇所中のど真ん中。

副長、土方十四郎の個室として宛がわれた場所である。

疲れているのか全く起きない姫君にそろそろ起きて貰おう。

衣ずれの音を立てながら布団ごと土方に覆い被さると、目覚めのキスを青色の月がさっと部屋の中を照らしていく。

その月明かりの中、乾いた唇に口付ければ、少しむずかる様に唸る土方の手首を

頭上にまとめてしまえば流石に起きるだろう。手で軽く押さえれば、ぎょっとしたように目を見開く

土方の顔を覗き込むことになった。

「…ッお…お前…ッ!!…ッ」

「あ、起きちゃった?あんまり声高いとさァ、いくら他の部屋と離れていても
隊士サン達来ちゃうんじゃね?」


俺は困らねぇけど、と月を背負う銀時は、土方を無理に覚醒させた癖にそう言ってくすくすと笑う。

まるで夜だけ覚醒する月の獣のように。

昼間は擬態して、寝そべる猫のような顔をして惑わせる。

土方はこの異様な状況を覚醒から急速に理解せざる状況に陥いるのだった。






**




「ふ…ッ…ンン…ァ…な、に…?」




「だから声が高すぎるって…、こんな副長の姿見たら皆どう思うんだろうねェ?」



月明かりしか入ってこない部屋だというのに夜目に土方の白い肌が光るように艶やかで
思わず布団を跳ねのけると今度は脱がせた着物にしがみ付いて、声を殺す土方のいじらしさに
土方と触れ合う熱が上昇していくのを感じた。

薄い茂みを?き分けて土方のペニスに指を這わせると堪え切れず漏れた声に

そう意地悪く笑って付け加えた。付け加えられた言葉に「死ね!」と律儀に返しながらも

それ以上の罵倒も聞こえずされるがままになる土方に、片手で相手の両腕を拘束したままなので

ご褒美とでもいうように柔らかく唇で唇を塞いでやる。


(真面目で律義な彼は…、……)


まだ状況が分かっていないに違いない。

銀時を押しのけるぐらいやるのは簡単だろうから。もしくは理由を考えているのかもしれない。

男の自分が男に抱かれている理由を。


(俺にしてみれば…、理由なんざ必要ねェって思っちまうけど…)


理性に支配されるのが、また人だから。

それに支配されるのを甘んじているとでもいうのだろうか。

それだからほっとけない。



唇から粘着質な水音が零れるのと同時に、巧みに高みへと押し上げるように指を絡めたまま

襞を伸ばす。強く扱いてやればあっけなく細かい振動を膝に浮かべながら

か細い悲鳴のような声を互いの唇の中で漏らし、自分の腹と銀時の掌に精液を飛ばす。
それは一度だけでは収まらず、ビクビクと大きく震わせながら何度か射精を繰り返して

月に照らされて白い粘液は相手の肌を滑り落ちていくのが見えた。

息を切らしてしながらも力の入らない身体を布団の上で微かに身じろぎさせれば

少し雲のかかっていた月の明かりが、晴天の月夜となり、風の音とともに

部屋を一瞬明るくする。

その時見えた銀時の瞳に、再び全身の熱が上がっていくのを身体を震わせながら

他人事のように感じていた。

どこから出したのか、後孔の襞に引っ掛かる様に絡む液体に訝しげに銀時に
視線を向ければ「あ、これ?人体に影響はねェから」と軽く返されて、
「怪しげな、…もんだったら承知しねェ…」とヒクヒクと襞が液体の冷たさに開閉を繰り返すのを
羞恥に耐えながら呟けば、「何期待してんの?」と喉を震わせられた。

「ただのローションだっつーの、…理性なくしてェならさァ、俺の名前、呼べばいいだろ」


薬じゃなくってさァと呟き、後孔に爪先ごと指を侵入させると押し広げて、再びその指に伝うように

ローションを垂らしてやれば、おしめを替える赤子のように

大きく足を広げさせられ拘束された腕のままの土方は、なすすべなくローションを飲みこんで
なんなく指を食んでいく。


「…ッん、…ァ、…ひ…ぁ…、…ぅ」


喉を晒しながらも秘部から聞こえる卑猥な水音は手を拘束されているため
耳を塞ぐことは叶わず、ただ熱に焼かれるのを腰を自分から振って耐えているのか
気持ちよさでおかしくなっているのか分からなかった。
口を塞ごうにも先ほどまであった自分の着物をが見当たらず
艶めいた喘ぎが口端から漏れる。
指を根元まで沈めると、ローションを馴染ませるように指で抽挿を
繰り返して、唇で土方の胸元を舐めていたが、乳首の先端を舌で突いて。

「んんん…ッや、…それ…ッあ…ッ!」
「シィ、…皆起きちゃうだろ?」


そう呟き、唇で乳首を食みながら軽く歯を当てる銀時の熱に翻弄されつつ
徒花をその胸へと咲かせていく。

鮮やかな咲かせたそれは、なにも持ち合わせていない銀時から向けられたプレゼントのように胸に燦然と輝いていた。


「…ねェ、…俺、ひとつだけ聞きたいことあるんだけどさァ」


いい?と聞きながら、疼く内壁を指先で引っ掻かれては堪らず蠢く襞に
ローションが絡んで布団へと沁み込んでいく。

頷くよりも先に内壁を圧迫していた指が引き抜かれ、内壁は見っとも無く名残惜しむように

収縮して襞がテカテカとローションだか体液かで濡れた大きく口を開けているようだった。

「俺のことさァ、…どう思ってるか教えてよ」

「…はァ?…ど、う…って…?、…ムカつくとか、ヒモやろうとか?…」


「何そのムカつく羅列ゥウウウ!愛しの銀さんにそんなことしか言えねェのって

ツンデレにもほどがあるぞ、コノヤロオオォ!」


思いついた罵倒の言葉を込めてそう言ってやれば、小声で怒鳴られ
愛しのって何だよ、と相手を見据えた。


「ならさァ、このムカつくヒモ野郎にヤられて、イきまくったのは
どこの誰だっつー…、」


「うるせッ、生理現象だろッ、それ以上言う…な…ッ、…ひッ」




再び唇を塞がれるのと同時にいつの間にか熱を帯びたたまま固く屹立する
銀時のペニスが開いたままでひくんひくんと細かい振動を
全身に与えていた襞に押し当てられる。

息を飲みながらも声にならない悲鳴を再び放って身体を震わせ
まうえから沈みこみ、飲み込んでいく銀時のペニスに
呼吸が苦しくなって胸を喘がせると下腹部が当たるまで腰を前後しながら無理にこじ開けた個所が切れていないのを確認する。

土方の顔を覗き込みながら再び引き抜き再び相手の内壁を軋ませるほど膨らんだ物を腰を遣い込め込んでいく。


咥内で喘ぐ相手の唇が苦しそうに歪み、唾液が濡れた音を立てながら互いの唇から溢れる。




「ん…ッんんッ…、」




舌のざらつきも丁寧に舌先で辿っていけば、苦しさのためから唇は外れる。
呼吸を乱しながらも揺さぶられる熱に目をぎゅっと閉じるしかできない土方に
憐憫の念よりも欲を感じる銀時は、腰の動きを内壁の締め付けを楽しむようにゆっくりした動きを加え。


「…なァ、…多串君…」

「…はぁ、…先ずは、…ン…ッ、揺らすな…ァッ…手を外せ…」


銀時は三度遮られた言葉に、手首に跡が残らない程度に頭上でまとめていた腕を外すと、敷布団に力が入らず落ちるのを確認すれば、土方はふーと息を吐いた。



「…ヒモ、…野郎で…ッ、…万年貧ぼ、う…、…ッん、…子供、…好き…?
あ…ァあ…ッ」


相手の言葉に腰の動きを再開させればぐちゅぐちゅと卑猥な音が響き渡り
それが障子の向こうへと響かないかと、もうどちらも気にしていなかった。


(…愛してるとか、好きだとか、そういう色っぽいのを期待してるんだけどなァ…)


土方は、銀時をどう思っているかを真剣に羅列する様だ。

乱れた呼吸の中で最後にはただの悪口になっている土方に喉を震わせて笑う。
力なく布団に落ちている土方の掌と己の掌を絡めると腰を大きく動かした。





「…や、…あァァ…ッ―――ぎ、…ん…ッ…」


こうなったら、好きだというまで離さないでおこうか。
万民に降り注ぐ月の光よ、どうか心まで照らさないで。

その心を暴くのは、自分と決めているから。





The moon is the place that a criminal goes.

屯所Hはただやりたかったので(きぱ)うちの土方君は銀さんに心許し過ぎだなァ。